宇治島の漂着物について考える

宇治島は、瀬戸内海の中心部に位置する無人島です。

最寄の港には、歴史でも広く知られている「潮待ちの港」鞆の浦があり、この周辺は、古くから海上交通の拠点になるほど、干満の差が大きい場所でもあります。

満潮の際、西方面は、大分と愛媛、東方面は和歌山と徳島から満ちてきた潮がちょうどこの宇治島付近でぶつかるため、多くの漂流物は、この付近に集まります。

島に打ち上げられた漂流物は、流木、海草だけでなく、発泡スチロール、缶、ビン、ビニール袋、など数多くあります。

最近では、自然には流れて来ないはずの、ソファや冷蔵庫、ドラム缶などの粗大ゴミもこの島に捨てられています。

サニーアイランド・クリーン作戦

この漂着したゴミを取り除き、キレイな砂浜を取り戻すために、毎年海の日に海浜清掃を実施しています。

宇治島サニーアイランド・クリーン作戦は,1984(昭和59)年に数名で第1回を開催して以来,毎年海浜清掃を行い、1人が2人、2人が3人とだんだんと参加者が増え、今では、毎回200名を超える多くの参加者と共に実施しています。

昨年、2009(平成21)年7月で26回目となりました。

今年も2010(平成22)年7月19日海の日に「第27回目サニーアイランド・クリーン作戦」を実行しました。

清掃活動を通して、島の環境について考えると共に、宇治島の魅力を体感しましょう。

清掃の写真